お誘い

✏︎三陸の海辺には有史前から変わることのない別世界がいたるところにあります。

✏︎東日本大震災の大津波で甚大な被害を受けたのは人が造ったもの、人の手が加えられたところでした。

✏︎被災地の港町がうすっぺらな防潮堤で閉じられようとしている今、海側から「復興」について考えてみませんか。

 

 

✏︎35年ほど前にシーカヤックと出会い、いまだにはまり続けています。

ひとりで海に漕ぎ出せるようになって、自分たちの身近に別の世界があることを「発見」しました。

シーカヤックで地元の海を見て・感じて・知る手助けをしていきたいと考えています。

このような働きかけでシーカヤックの間口を広げることができれば、業界の一助になるのではという下心も('@')。

 

✏︎自分で案内したいシーカヤッカーには二人艇をお貸しします。

・ノースウェスト社製シースケイプ2

・ノースウェスト社製シースケイプ・ポイント5

・フィールフリー社製ニュージェミニ

  お気軽に問い合わせください。

 

心得

海のパドリングを安全に楽しむための心得を近隣市町村のシーカヤック関係者と共同でまとめました。

これから海に漕ぎ出そうとする人たちに危うい行動を踏みとどまらせ、運が悪かったで命を落とさせないために、より実効性のあるものにしていきたいと考えています。また、フィッシングカヤックやスタンドアップパドルが急速に普及し岩手県内でも見かけるようになってきました。今のところパドリング愛好者のマナー違反を理由に漕ぎ出しを禁止している漁港はなく、岩手の魅力のひとつとして何とか維持していきたいと思っています。

海を楽しむ皆さんの意見・助言・感想を 「taronokato@yahoo.co.jp」 へお願いします。

 

 カヤックで海に出ようとする皆さんへ

 

どのような海域であろうと命の危険をゼロにできないのが“海”です。海にでる皆さん一人ひとりに船長としての自覚および危険をゼロに近づけるための判断と行動が求められます。長年シーカヤックを楽しみ、ときには怖い思いをしてきた私たちが、皆さんと共有していきたいことをまとめました。漁師の生業の場でもある海で、互いに認めあえる関係(=環境)を培っていくために協力してほしい心得もあげています。

 

<自分の命を守るために>

◉セルフレスキューの技能を確実なものにしておく。

◉どのような危険があるか想像できないところへは出て行かない。

海に出る直前に天候チェックを行う。 *海が穏やかに見える“出し風”には特に注意が必要

自分の経験値だけで賭けを前提とした行動をとらない。

◉自分自身の技能と海況を秤にかけて判断し、海の変化に対応できる逃げ道を常に確保する。

    同行者の技能をあてにした行動はグループ全体を危険にさらすことになります。

    しっかりしたプロのもとで安全にスキルアップしていくことを強く推奨します。

◉ひとつの判断ミス、装備の不具合で命を失わないための備えを怠らない。

コンパス、フラッグ、パドルリーシュ、スペアパドル、パドルフロート、ビルジポンプ&スポンジ、トゥーライン

・PFD、防水ケースに入れた携帯電話、ホイッスルを必ず身につける

・海水温に適した衣類を選択する。

◉カヤック、ライフジャケットに自宅電話番号など確実な連絡先を書いておく。

 

<事故の当事者にならないために>

◉事前に規制海域を把握し、航路への侵入は最小限にする。

◉港内・航路内では留まらず、かたまってすみやかに移動する。

◉相手船に気づいた時点で、迷いを与えず針路から外れる。 *右側航行原則

 オレンジ蛍光色などの何か目立つものを身につける。

水上オートバイや他船から対向してくるカヤック、前を進むカヤックが見えるのはかなり近づいてからです。

 

<地域で認められていくために>

◉港は漁業施設。準備、撤収はすみやかに行う。

 *吉里吉里漁港のスロープは出艇禁止区域です。

◉車を停めていいか確認できないまま駐車しない。

◉ゴミは忘れずに持ち帰る。 *手持ちのレジ袋ひとつ分でも周りのゴミを拾って帰れば好印象

◉自然な挨拶を心がける。

◉操業中の船、定置網や養殖棚などの漁業施設へは安易に近寄らない、横切らない。

◉密漁と疑われるような行為をしない。

◉車載したカヤック、ボードは看板。

 ・運転マナーを守り、なるべく地元の商店、食事処、ガソリンスタンド等を利用して経済効果をアピール。

       

呼びかけ:メサ/ジオトレイル/シーズン/宮古シーカヤック協会/日出島パドリングクラブ 

*2019.7.7作成 

 


日出島パドリングクラブ 規約


(名称)

第1条 本会は、日出島パドリングクラブと称する。

(事務所)

第2条 本会の事務所は、岩手県宮古市埼鍬ケ崎15-5-2におく

(目的)

第3条 シーカヤックの楽しみを通してシーカヤックならではの社会貢献及び環境貢献を考え実践する。

  

(会員)

第4条 本会の会員は、目的に賛同し代表に入会を申し出た個人とする。

(会費)

第5条 会費は集めず、必要があれば代表の判断で会員に協力を求める

(収益)

第6条 活動収益は保険および「豊かな三陸の海を守る会」と「福島原発告訴団」への寄付にあてる。

(代表)

第7条 代表を”加藤昭一”をとし、代表はクラブの活動を総括する。

(改定)

第8条 本規約は会員の意見などを参考に代表の判断で改定できる。

 

付則

・本規約は201628日より施行する。

・この改定規約は2023年8月10日から施行する。

 

付記 #2023.12.4

・シーカヤックならではの貢献

・・人工物で囲まれ動物としての感覚が鈍化している現代人に海を最も体で感じることのできるシーカヤックで自然体験を提供

・・陸上からはたどり着くのが難しく、動力船では上陸の難しい浜での漂着プラスチック回収